「ブレない」というのも、時々危ない気がする
結論: 考えをコロコロ変えるおっちゃんになりたい
ブレない、一貫した考え方や生き方って凄くカッコいいことだと思う。でも、ブレないことが、自分を覆すような何かにそもそも出会ったことが無くて、それで変わらず今日まで続いてる(最初から立てた仮説が一発目で当たり)か、自分を覆すような何かを無視してきただけかで、それは全く違った性質のものだと思う。
確証バイアス という言葉がある。
確証バイアス(かくしょうバイアス、英: Confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと(確証バイアス - Wikipedia)
『自分が好きなもの・信じていること・慣れ親しんでいる価値観(世界観)』などが固定観念としての確証バイアスを生み出し、その結果、見たいものだけを見て聞きたいものだけを聞くという状況を作り出してしまう。
(誰もが持っている危険な傾向、「確証バイアス」とは? - NAVER まとめ)
信じたいと思うもの、これまで信じてきたもの、それを支える証拠ばかりを探してしまいそれ以外には耳を塞ぎたくなることがある。特に自分が中二病で謎の信念を持っていた時は誰のアドバイスも全く耳に入らない「ブレない奴」だったのを覚えている。出来る限り周囲のアドバイスに頼りたいと思っている今でさえ、アドバイスによって受け入れやすさに多少差が出てるかもしれない。どこかで今ある考えやあり方を正当化したい自分がいるのかな。耳の痛いお話も素直に受け取れるようにならないとなぁと思う。
メチャメチャ雑に紹介すると、人間の判断力は初めからあてにならない、間違える、ということを前提として、考えをバンバン変えまくるジョージソロスっていうおっちゃんがいるんだけど、そういう柔軟性を持てるようになりたいと思う。「間違わない事」にこだわって、自分のセオリーとか仮説とかに固執したまま時間が過ぎていくのも切ない気がするのでこういうおっちゃんは本当見習っていきたい。
通貨危機やっちゃうおっちゃん